台湾の秘境をバスで巡る1DAYトリップ、最終回です!
前回の「大溪老茶廠」を後にし、最後の目的地は「慈湖紀念雕塑公園」です!
台湾各地から寄贈された200体以上の蒋介石の銅像が並べられた公園を入場無料で散策することができます。
前回と同じ観光シャトルバス「台灣好行502小烏來線」に乗って、バス停「慈湖」で降ります。
それでは「慈湖紀念雕塑公園」の中へ入ってみましょう!
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蒋介石ゆかりの地「慈湖」とは
バス停の名前にもなっている「慈湖」とは湖のあるこの辺り一帯を指しますが、その湖は「前慈湖」と「後慈湖」の2つに分かれています。
蒋介石は故郷に似ていたことから晩年をこの慈湖周辺で過ごし、1975年の没後は「前慈湖」のそばにある「慈湖陵寝」に永眠しています。
「慈湖紀念雕塑公園」日本語では
日本語のGooglemapでは「慈湖蔣公銅像公園」と表記されるこちらの公園の正式名称は「慈湖紀念雕塑公園」。
「雕塑」とは日本語で「彫刻」のことですが、桃園観光導覧サイトでは日本語訳名を「慈湖紀念彫像公園」としています。
「慈湖紀念雕塑公園」成り立ち
1997年に公園が設立され、2000年に高雄市から最初の銅像一体が寄贈され移転式典が催されました。
当時寄贈されたこの銅像は損傷がひどく、修復作業を経て2008年に再公開となったそうです。

「慈湖紀念雕塑公園」園内
きれいに整備されて広々とした園内には、遊歩道に沿うように並べられたり、ベンチに向き合うように置かれるなどした蒋介石の銅像がとにかくたくさんあります!
全身姿だったり、半身、座ったもの、馬に乗っているものなど、様々な蒋介石像があり、よく見ると一体一体服装や表情も違うので、じっくり観察するとなかなか面白いです。
ほとんどは蒋介石ですが、蒋介石の長男である蒋経国や、孫文の銅像も何体か設置されています。

これらの蒋介石像はもともと台湾各地の学校や公共施設に設置されていたもので、元あった場所や設置期間・製作者・寄贈日などが紹介されています。
これだけの数の蒋介石像が集められた背景に、台湾の政治の移り変わりを感じざるを得ません。
実際にこちらを訪れた方は、
「なかなかシュールだけど面白かった」
「なぜこんなに銅像があるのか知らなかったので少し怖かった」など、
それぞれの感想があるようですが、個人的には意外と見応えのある施設だと思います。
「一見の価値あり」だと思うので、少しでも興味を持った方は是非訪れてみて下さい!