【台湾B級グルメ】からっと揚がったサクサク「雞捲(ジージュエン)」中壢で食べてみて!

台湾料理のひとつ、「雞捲(または雞卷)ジージュエン」をご存知ですか?

鶏を巻く”というのがそのままの意味ですが、実は鶏肉は入っていません

夜市など、台湾のあちこちで売っていて食べられますが、中壢で出来立ての雞捲を手軽に食べられるお店をご紹介します。

 

そのお店は、MRT空港線A22老街溪駅から徒歩5分、中壢最大級の伝統市場「中壢新明市場」エリアにあります。

交差点の角地に位置する「沛晴客家炒米粉」。

店内はこじんまりとした造りですが、清潔感があります。

ガラス張りで明るい店内。

この日は、週末食材の買い出しで市場へ行く前に朝ごはんとして来ました。メインは、夫とそれぞれ「魯肉飯(ルーローハン)小40元」と看板メニューの「客家炒米粉(クージャーチャオミィフェン)(=焼きビーフン)小55元」、スープは肉団子スープの「貢丸湯(ゴンワンタン)30元」と「福州丸湯(フージョウワンタン)30元」を注文。定番メニューを美味しく頂きました。

炒米粉は小でも量が多くて食べきれず、半分持ち帰りしました。

福州丸の中には、豚肉餡の具が入っています。

 

そして今回一番ご紹介したいのが、こちら「雞捲(ジージュエン)60元」です!

雞捲は、豚肉・玉ねぎ・サツマイモ粉、そしてクワイをそれぞれ細かくして混ぜ合わせ、棒状にしてから湯葉の皮で包み、油で揚げたものです。表面の湯葉がサクッと揚がっていて、また噛むほどにクワイのシャキシャキとした食感が楽しめて、豚肉の旨みも合わさり味わい深いB級グルメです。付け合わせの酢漬けキャベツがさっぱりとしてよく合います。

ではなぜ、鶏肉が入っていないのに「雞捲」というのでしょうか?

諸説ありますが、1つは見た目がニワトリの首に似ているから。

もう一説には、昔あまり裕福ではなかった時代に、余った食材を無駄にしないようにとまとめて巻き揚げて作った料理を、「余る」という意味の台湾語 “ゲ” と同じ発音の台湾語 “ゲ” =“鶏”に換えて、「雞捲」と呼ばれるようになったとも言われています。

市場では、買って帰って自宅で揚げる半製品が売られていますが、観光で訪れていたらそれはできないので、是非店頭で揚げたてサクサクの雞捲を食べてみて下さい!

 

沛晴客家炒米粉

中壢區義民路一段53號 5:30~13:00 月曜定休