たくさんの外国人が働く中壢工業区。ベトナム・タイ・フィリピン・インドネシアなど東南アジアの各国から訪れ、2023年末の統計では台湾全土の外国人労働者の内17.5%に相当する13.2万人と、台湾で最も多く在籍しているのが桃園市です。台鉄中壢駅の周辺は、各国の飲食店や食材を取り扱う店が軒を連ね、週末ともなると近隣に住む彼らが一同に訪れて大賑わいとなります。
中壢駅からSOGOまでの一本道“元化路”の起点から最初の交差点までは、タイ料理レストランが何軒も並び、通りに入るとタイ米の炊けるいい匂いが漂っています。
その内の一軒、タイの鍋料理「タイスキ」が看板メニューの人気店
「暹羅鍋 แจ่วฮ้อนจงลี่ by ครัวเชียงราย(シェンルオグォ)」
タイ語は全くわかりません(笑)。
中へ入ると緑と赤の鬼神・トッサキーリーワンとトッサキーリートンが迎え入れてくれます。グリーンで統一された鮮やかな草木模様の壁紙がおしゃれで、店内はとても清潔感があります。
鍋の値段は、大中小それぞれ799元・599元・399元から選べ、私は2人で399元の鍋とタイ式松阪豚200元、糯米50元を注文しました。
具材は、豚肉・鶏肉・ムール貝・卵1つと野菜盛合せがセットになっていて、タイスキお馴染み二種類のたれはキヌアの入ったぷちぷち甘ダレとレモンの酸味が効いたチリソースダレ。鍋のスープはレモングラスやタイの生姜など代表的な香辛料と出汁が効いたとてもエスニックな風味で、タイ料理ファンにはたまりません!
店員さんはもちろんタイ人、お客さんは台湾人とタイ人が半々かタイ人の方が多いくらいなので、きっとタイ人にもウケる本場の味のはずです。
アッサムの茶葉がしっかり薫る、練乳の入った甘〜いタイ式ミルクティーも一緒に飲めば、気分はもうすっかりタイ気分!台湾にいながらタイ料理も味わえる中壢を是非体感してみて下さい。
暹羅鍋 แจ่วฮ้อนจงลี่ by ครัวเชียงราย(シェンルオグォ)