台湾の本屋さんに行ったことはありますか?
日本では日本橋にもある“誠品書店”が台湾ブランドの大型書店として有名ですが、台湾にはもちろんほかの書店も色々あります。誠品書店は、スタイリッシュで洗練されたイメージがあると思いますが、ローカル感が漂うもっと気軽に立ち寄れる書店に行ってみませんか?
台鉄中壢駅から徒歩4分の所にある書店「墊腳石(ディエンジャオシー)」は、下校途中のジャージを着た学生たちが参考書や文房具を買いに来たり、リタイアメント世代の常連客と思しき初老の方がソファ席で本を片手にうたた寝していたり、地元に密着した書店の姿を垣間見ることができます。
「墊腳石(ディエンジャオシー)」は、全国12店舗と比較的小規模ではありますが、台北には5店舗、桃園に3店舗、その他新竹・台中・員林・嘉義に1店舗ずつと、台湾の北部から中南部にかけて展開しています。1994年に中壢で1号店がスタートした中壢発祥の書店です。書籍のほか、文具や生活雑貨など幅広い品揃えが人気です。
ここ中壢旗艦店は、地上3階・地下1階の4層になっていて、地上1・2・3階は分野ごとに分かれた書籍を置き、地下1階は文房具と生活用品の売り場になっています。3階は参考書や専門書、2階は児童図書と趣味や医学書、1階は小説・漫画・雑誌・旅行ガイドなどがそれぞれ置かれています。
書籍は全て中国語で、日本語で書かれた日本の書籍は一切置いていませんが、台湾華語を注音符号(ㄅㄆㄇㄈ)で学びたい方は、台湾の子供が学習する教材がここで手に入ります。
また、1階の旅行ガイドブックのコーナーには、台湾国内のガイドブックも充実しています。日本のガイドブックでは知りえない情報も満載です!
そして地下1階へ下りると、フロアいっぱいに広がる文房具コーナーがあり、夕方には下校途中のジャージや制服を着た学生がたくさん商品を見に来ています。
日本の文具メーカーの商品も各種揃っていて、筆記用具ではパイロット、ゼブラ、三菱鉛筆などなど…豊富なラインアップで日本製品を見ることができます。
ですが、日本人にとってお土産に買いたいのは、もちろん台湾製品ですよね。シール・メモ帳・マスキングテープ・スタンプなど、台湾ならではの絵柄やイラストの商品がたくさん揃っています。
最近日本では百円ショップでこういったプチプラ文具を購入する人が増えていますが、墊腳石は同じような価格帯で販売しています。
本も文房具も充実していて、見始めると時間を忘れてじっくり見てしまいます。
夏場の炎天下にクーラーの効いた店内で涼んだり、雨降りの日の雨宿りにもいいかもしれません。
近くを通ったらついでに寄れるように、是非チェックしておいて下さい!
墊脚石図書文化広場 中壢旗艦店
中壢以外の店舗検索はこちらから(公式HPより)