桃園の南西部、お隣り新竹県に入る県境近くに「富岡(フーガン)」という名前の駅があります。
台湾鉄道には日本と同じ名前の駅が全部で32ヶ所あり、「台日32同名駅」と呼ばれ観光プロモーションになっているのですが、そのうちの1つが「富岡(フーガン)」です。
桃園の南西部、お隣り新竹県に入る県境近くに「富岡(フーガン)」という名前の駅があります。 台湾鉄道には日本と同じ名前の駅が全部で32ヶ所あり、「台日32同名駅」と呼ばれ観光プロモーションになっているのですが、そのうちの1つが「富岡(フ[…]
「富岡(フーガン)」は近くに車両基地があり、2020年より毎年「富岡鐵道藝術生活節(富岡鉄道アートライフフェスティバル)」という期間イベントを開催しています。

先日こちらのイベントに行ってきましたので、今回はその模様についてご紹介します!
富岡鐵道藝術生活節 開催場所

台湾鉄道富岡駅は、各駅停車の「區間車」しか停車しません。
中壢駅からは3駅南下します。時間は、最短15分、特急列車の追い越し待ちで時間調整がある場合は最大25分かかることもあります。
台北駅からは、全ての区間を各駅停車の「區間車」に乗ると最大1時間20分かかりますが、中壢駅まで特急列車の「自強號」に乗れば、乗車時間はトータル55分くらいです。但し、乗り換えの接続待ち時間が発生するので、結局1時間余りかかります。
富岡鐵道藝術生活節 開催期間

2020年より毎年開催されている「富岡鐵道藝術生活節(富岡鉄道芸術アートライフフェスティバル)」。
年々盛り上がりが増して、今年は過去最多の16日間開催となりました。
来年以降も開催が期待されていますので、開催時期のリリースをチェックすれば、旅行先のひとつとして計画することができますね!
富岡鐵道藝術生活節 イベントプログラム

今年のイベント期間中は、日によって子供向けの演劇やサーカスの公演があったり、特設のミニSLの乗車、鉄道グッズの販売マーケット、鉄道模型や鉄道のある風景を縮尺模型にしたジオラマ展示など、見どころ満載です!
ミニSL
富岡駅を出ると目の前には、1回50元で5分間乗車できるミニSLがあります。蒸気式ではありませんが、機関車タイプの青いボディがかわいい車体です。
子供と一緒に大人も乗っている姿があり、常に乗るために並ぶ列ができていました。


鉄道グッズマーケット
中央にあるミニSLを挟んで左右には、鉄道グッズなどを販売するマーケットが並んでいました。

プラスチック製のミニチュア鉄道模型や、木製の鉄道模型キーホルダーなど、鉄道ファンにはたまらないグッズがたくさんあり、見ているだけでも楽しめます!


台湾鉄道の車両を模したぬいぐるみ収納ポーチもありました!

台湾鉄道の車内販売などでも見かけたことがある筆箱やボールペンも販売していました。

個人的に気になったのは、台湾最南端の屏東県「枋寮」駅から海沿いを台東まで走る観光列車「藍皮解憂號 Breezy Blue」とのコラボレーショングッズを販売していたブースです。

スペイン発祥のキャンディ専門店「パパブブレ」とのコラボ商品を発見しました!

そのほか、マグネットや靴下なども売っていました。

ひと通り見て迷いに迷い、下の写真右側の木製キーホルダーをお土産に買いました。電車の窓から動物たちが見え隠れする細工がとてもかわいいです。イベント期間中は10%割引で購入ができました。

ブースは企業ごとに分かれていて、台中駅のプロモーションブースでは、イメージキャラクターのスタンプやクイズに答えてステッカーがもらえるイベントも開催していました。

こちらのマーケットで1日合計300元以上お買い物をすると、体験型DIYイベントに参加でき、この日は列車のペーパークラフトを作っていました。

子供たちはみんな夢中で作っていて楽しそうでした!

体験型イベントは、そのほか塗り絵や写生会も開かれていました。

鉄道模型のジオラマ展示
イベント期間中こちらもたくさんの人を魅了していたのが、鉄道模型のジオラマ展示です。

これまで台湾各地で展示イベントを開催し活躍している作家の徐志綱(ジョシコウ)氏が手掛ける精巧なジオラマの世界。
「鉄道のある風景」というテーマとともに、台湾に実際ある街並みがあちこち表現されています。
私は以前別の機会に見たことがありましたが、何度見てもついつい夢中で見入ってしまいます。






こちらのジオラマ展示の会場について、オフィシャルサイトに「富岡老人文康中心」と書いてあるのですが、私は見つからなくて係りの方に尋ねました。
鉄道グッズマーケットに隣接している「楊梅區農會農民活動中心」と書かれた茶色い建物の入口を入って2階にありますので、チェックしてみて下さい。

特別列車展示

期間中、2日間だけ限定で特別列車の展示もありました。
昨年以前は蒸気機関車などが展示されていたようですが、今年は「總統花車SA32820」と「藍寶寶DR系列」という二種類の列車がそれぞれ1日ずつの展示でした。
私が行った日は「藍寶寶DR系列」の展示日でしたが、車両の中を見学できる入場受付は16:30までと知らず、せっかく行ったのに中へは入れませんでした…。
仕方ないので、ホームから車体を眺めて写真を撮りました。

来年はどの列車が来るか、事前にちゃんとチェックしたいと思います。
イベント内容 その他

イベント中はそのほかにも、デジタルスタンプラリーでスタンプを集めてポストカードがもらえたり、子供の室内遊び場が設けられていたり、重ね押しスタンプの設置などもありました。


また、11月22~26日の5日間のみ、観光列車「藍皮解憂號 Breezy Blue」が桃園~富岡間を走る特別ダイヤが運行されていました。
事前にチケットがネット販売されていたのですが、私がイベント開催前に知った時にはすでに完売していたので、競争率はかなり高そうです。
来年以降も楽しみにしたいと思います。
富岡駅前から桃園仙草カーニバルへ
今年2025年は、1つの前の記事でご紹介した「桃園仙草嘉年華(桃園仙草カーニバル)」も、この「富岡鐵道藝術生活節(富岡鉄道芸術アートライフフェスティバル)」と同じ11月22日(土)~12月7日(日)の期間に開催されています。
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「桃園仙草嘉年華(桃園仙草カーニバル)」の会場へ行く無料シャトルバスは、富岡駅から東へ徒歩3分のバス停から乗ることができます。
今年の開催期間は残すところあと数日ですが、来年以降も同じ期間に開催された場合、参考にしてみて下さい♪
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