台湾全人口の約20%を占めている客家人。
“客家(ハッカ)”とは、中国大陸の北部福建などから台湾へ移住してきた人々のことです。
台湾全土で客家人(ハッカジン)が最も多く住む桃園市、中壢には客家料理の美味しいお店がたくさんあります。 新明市場から歩いてすぐ「答嘴鼓伝統甜品小舗(ダーズィグゥチュアントンティエンピンシャオプゥ)」。 木造りの店内は温かみがあって懐[…]
客家の象徴ともいえる鮮やかな花柄模様の布地のことを「客家花布(クージャーファーブゥ)」と言います。
赤・ピンク・ブルー・グリーンなど、ビビットなカラーをベースに、幸福や富の象徴とされる牡丹の花や、四季折々の小花がデザインされています。
台湾全土で最も多くの客家人が住む街、桃園。中壢で客家花布を取り扱う生地店を2軒ご紹介します。
いずれも台鐵中壢駅から中正路をひたすら真っ直ぐ10分程歩くと着き、2軒は隣接しているのでセットで訪れて比較することができます。
1軒目は、手前側にある「李如珍布莊(リールージェンブゥジュアン)」。
店の外まで溢れるほどロール状に巻かれた布地が奥まで並んでいます。
綿製の客家花布は、店の一番奥と少し手前に陳列されていました。いずれも量り売りで、1尺(約30cm)単位で販売しており、奥は幅が150cmで値段は60元、手前は幅が90cmで40元でした。
また、こちらのお店は入口付近に客家花布柄のキルティング生地もあり、幅150cmで1尺(約30cm)110元で売られていました。
李如珍布莊(リールージェンブゥジュアン)
続いて2軒目はその少し先、「泰山布行(タイサンブゥシン)」。
天井までたくさん敷き詰めて陳列された布地がとてもきれいです。
客家花布は、入ってすぐ左手にありました。こちらも先程のお店と同様に幅150cmと90cmがあったのですが、値段はそれぞれ60元と35元なので、幅が狭い方はこちらの方が安かったです。
恐らく生地のタイプも先程のお店と同じだと思いますが、こちらの店主は丁寧に説明もして下さり、幅90cmに比べて幅150cmの方は生地がきめ細かく肌触りが良いとのことです。
また、こちらのお店には入って右手側に台湾原住民族で使われるデザインの生地も置いていました!値段は、幅150cmで1尺(約30cm)120元でした。
どちらのお店も種類豊富ですが、多少品揃えに違いがあるようなので、比較して両方立ち寄ってみて下さい!
泰山布行(タイサンブゥシン)