雲南ルーツの眷村料理「米干(ミーガン)」食べ比べ!その1「阿美米干」

中壢には、台湾のほかの地域にはない珍しい料理がいくつかあります。

その1つが「米干(ミーガン)」。

米から作られた麺の料理で、味や食感はベトナムの「フォー」と似ているかもしれません。

この米干は、もとは中国大陸の雲南省から渡ってきた食文化です。 

1949年の国共内戦後に中国から台湾へ渡った国民党軍とその家族が築いた集落を「眷村(けんそん)」と言い、今も台湾各地で当時の家屋が歴史建築として保存されています。

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中壢には雲南からミャンマー・タイ・ラオスを経て渡って来た眷村忠貞新村(ジョンジェンシンツン)」があります。そしてこの近くの忠貞市場周辺では、かつて栄えた眷村の代表的な食べ物として米干を出す有名店が何軒もひしめき合っています。

そんな数ある米干有名店の内の1つ「阿美米干(アーメイミーガン)」の支店が、2024年中壢中心部にオープン!忠貞市場まで行かなくても食べられます!

店内は奥まで広々としていて、清潔感もあり、壁にはペイントの装飾があってCafe風の店づくり。先に空いている席に座ってテーブルを確保したら、備え付けの注文用紙を記入して、レジで先払いのスタイルです。

看板メニュー「招牌阿美(ジャオパイアーメイ)」には、豚レバー・豚肉・卵が入っていて、卵は月見卵とじのどちらかを選べます。

米干の麺は、一見きし麺のような平たい麺ですがとても柔らかく、強く箸で掴むと切れそうなほどソフトです。一口頬張ると、お米の風味が広がり、米本来の味がしっかりと感じられます。

スープは、豚肉を煮込んだ豚骨のような出汁が効いていて、全部飲み干したくなる日本人好みの優しい味。豚肉も豚レバーも臭みはなく、硬くなりがちなレバーも柔らかいです。調味料コーナーで辛味を足せば、味変して最後まで楽しむことができます。

せっかく中壢に来たら、ここでしか味わえない「米干(ミーガン)」を是非味わってみて下さい!

 

阿美米干 中壢店

中壢區中正路370號1樓 10:00~20:00 無休

 

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