中壢へ向けて南北に走るMRT空港線、それとほぼ平行に近くを流れる川“老街溪(ラオジエシー)”は、MRT空港線A22老街溪駅よりさらに南へと流れています。その川の両側には、遊歩道が整備されていて、昼夜を問わず散歩をする人やランニングをする人など、市民の憩いの場となっています。
老街溪沿いの遊歩道にはおしゃれなカフェがいくつかあり、SNS映えを狙う若者からおしゃべりを楽しむ年配のご婦人まで、たくさんの台湾人が訪れます。
そんな地元人気カフェの1つが「我們。他們 咖啡廳(ウォメンターメンカーフェイティン)」。私も大好きで何度も訪れています。
大きく開いた門扉から敷地へ入ると、カフェの建物へと飛び石が続き、大きな木の下にはウッドデッキの敷かれたテラス席があります。
店内に入ると三角屋根の天井がまるで山小屋のような温かい雰囲気で、正面の壁の本棚とカウンター前には自由に手に取って読むことができる書籍や絵本がたくさんあります。
環境問題や動物愛護を重視されているSDGsなお店で、関連する本がたくさん本棚に置かれています。また、奥のトイレの洗面台には使い捨てのペーパータオルはなく、洗って繰り返し使えるハンカチタオルがあり、お店のロゴが可愛く刺繍されています。
種類豊富なメニューには、紅茶、コーヒー、台湾茶があるほか、スムージーやココアなどのノンカフェインの飲み物も揃っています。手作りケーキもいくつか種類があって日替わりなので、訪れたその日に店頭でチェックしてみて下さい。
ちなみにこの日は、レモンミルクレープ・半熟チョコレートケーキ・アッサムティオペラなどがあり、私は珈琲バスクチーズーケーキを注文。選べる豆のハンドドリップは、パプアニューギニア産の中深入り珈琲にしてみました。チョコレートやカラメルを思わせるような程よい酸味と深みが、ケーキとよくマッチして大満足でした。
カフェめぐり好きの台湾人が中壢以外からもこちらのお店を目的によく訪れているみたいです。また、たまに藍染め教室やヨガ教室などのイベントも開催されているようです。静かで落ち着いた空間の癒しカフェに是非一度訪れてみて下さい。
我們。 他們 咖啡廳(ウォメンターメンカーフェイティン)