中壢(ちゅうれき)ってどんなとこ?

こんにちは!

中壢案内人、Cinlyです。

こちらのサイトに訪れて頂きありがとうございます。

きっとこちらへたどり着いた方は、

「台湾旅行で次は少しマニアックなところへ行ってみたい!」

「台湾桃園国際空港から空港MRTで台北と逆方向の“中壢”って何があるの?」

「台湾駐在が決まったけど、“中壢”ってどこ?」 などなど…

日本語で情報の少ない中壢について、知りたい!と思った方ではないでしょうか。

台北から好アクセス!旅も暮らしも便利なコンパクトタウン

台湾の玄関口“台湾桃園国際空港”がある桃園市、その桃園市内に位置するのが中壢区です。中壢は、台北から南へ約40km、電車でもバスでも約1時間、東京で言ったらあきる野市、大阪で言ったら茨木市と同じくらいの面積で、中心部にはSOGOデパートが建ち、その周辺には飲食店・コンビニ・タピオカミルクティの飲料店などが建ち並ぶ、とても賑やかで便利な場所です。

市街中心部に建つSOGO

空港MRT新駅「老街溪」開業!空港から30分で市内最大級「中壢観光夜市」へ!

MRT空港線A22老街溪站

桃園国際空港から台北市内へ約40~50分で繋ぐMRT空港線、台北と逆方向へ終点まで30分程乗ると「老街溪」という駅に到着します。こちらは2023年7月に開通したばかりの新しい駅で、この駅から西へ500m弱まっすぐ1本道を歩くと、市内最大級夜市「中壢観光夜市」へ行くことができます。食べ物・物販・ゲームなど、種類豊富な出店が500mほど軒を連ね、週末はもちろん、平日も地元の方と台湾国内観光客で賑わいます。名物“蛇スープ”の店先には、生きた蛇もいます。勇気のある方は是非挑戦してみてはいかがでしょうか?!

平日も週末も毎晩大賑わいの中壢観光夜市。

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台湾鉄道中壢駅。地下化工事に伴い2024年6月より新設された臨時駅舎。

中壢は、中心部からやや離れたエリアに工業区があり、区内ではベトナム・タイ・インドネシアなど東南アジアから訪れた外国人が多く働いています。中壢駅前は、その方々が一同に集まる憩いの場となっていて、まるで本場のベトナム料理やタイ料理などを味わうことができます。おしゃれなベトナムカフェや、フランスパンで作るサンドウィッチ「バインミー」など、台湾にいながらまた別の東南アジアの雰囲気を楽しむことができるのです!台湾料理に少し飽きてきたら、そんな一味変わった台湾観光を体験するのも面白いかもしれません。

タイ米の炊けるいい匂いが香る駅前通り。
週末常に満席のおしゃれベトナムカフェ。

中壢を語る上で欠かせない「客家(ハッカ)文化」と「眷村(けんそん)文化」

眷村(けんそん)料理「米干(ミーガン)」

台湾には“客家人”と呼ばれる人々がいます。「客家」とは、中国大陸の北部福建などから台湾へ移住してきた人々のことで、現在台湾全人口の約20%を占めており、桃園市は台湾全土で最も多くの客家人が住む街です。客家料理は日本人の口に合うと言われていて人気が高く、中壢区内には美味しい客家料理が味わえるレストランが何軒もあります。

また、客家とは別に、1949年の国共内戦後に中国大陸から台湾へ渡った国民党軍とその家族が築いた集落を「眷村」と言います。中壢では、中国雲南省からミャンマー・タイ・ラオスを経て渡って来たルーツの眷村「忠貞新村」や、またその近くの「馬祖新村」が有名で当時の歴史建築を訪れることができます。忠貞市場周辺では、かつて栄えた眷村の代表的な食べ物「米干(ミーガン)」を名物料理とするレストランが何軒もひしめき合っています。

「客家文化」と、この地独自の「眷村文化」を両方体験できるのは中壢だけ!台北では出会えない一歩踏み込んだ台湾に触れられるのは中壢ならではです。

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ここまでお伝えしてきたのが、おおまかな中壢のポイントです。正直私も中壢に住むまで、中壢という地名を知りませんでした。中壢は日本人観光客も少なく、街中で日本語はほぼ通じません。ですが、言語の壁にぶち当たるのも旅の楽しみのひとつ。二言三言覚えた中国語を使ってみて、通じた時の喜びが味わえる機会もきっと多いはずです。

台北みたいな日本人観光客に対するおもてなしはないかもしれませんが、人懐っこい台湾人に地元民と間違われて話しかけられることもあるかもしれませんし、台北のような観光客の混雑や行列に出くわすこともないと思います。

このサイトでは、まだまだ知られていない中壢情報をどんどん発信していきますので、是非「ちょっとディープな街“中壢”」を探索しに来て下さい!