中心部からやや離れたエリアに工業区のある中壢。中壢工業区ではベトナム・タイ・フィリピン・インドネシアなど東南アジア各国から訪れた外国人が多く働いています。
そのため台鐵中壢駅周辺には、東南アジア各国の飲食店や食材を取り扱う店が何軒も軒を連ね、本場のベトナム料理やタイ料理などを味わうことができます。
中心部からやや離れたエリアに工業区のある中壢。中壢工業区ではベトナム・タイ・フィリピン・インドネシアなど東南アジア各国から訪れた外国人が多く働いています。 そのため台鐵中壢駅周辺には、東南アジア各国の飲食店や食材を取り扱う店が何軒も軒[…]
今回はその中の1つ、インドネシアのスイーツ「Martabak マルタバック」の人気店を2店舗ご紹介します!
「マルタバック」とは
そもそも、「マルタバック」という食べ物を聞いたことがありますか?私は全く聞いたことがありませんでした。笑
「マルタバック」とは、インドネシアの屋台料理の一種で、甘い系の「マルタバックマニス」とおかず系の「マルタバックトゥルール」の二種類があるようです。
今回ご紹介するのは、甘い系の「マルタバックマニス」。見た目は、分厚いパンケーキにトッピングをサンドしたスイーツです。
「マルタバック」作り方
作り方はまず、底の浅いフライパンに生地を流し込んだら、むくむくと十分に膨らむまで焼きます。
生地が焼けて火からおろしたら、たっぷりのマーガリンを塗りこんで染み込ませ、チョコレート・ピーナッツ・チーズなどをトッピングをします。
最後は豪快に練乳をかけて、二つ折りにたたみ、カットしたら完成。正直、カロリー爆弾です!!(笑)
「マルタバック」中壢人気店その① Martabak manis 印尼月亮餅
週末の金土日のみ営業する地元人気店「Martabak manis印尼月亮餅」は、屋台のように小さな店構えながらも、買いに来るお客さんが絶えない人気店です。
「マルタバック」中壢人気店その① Martabak manis 印尼月亮餅 メニュー
注文の仕方は、まず生地を選びます。普通の黄色い生地はプレーン、緑色の生地は“東洋のバニラ”と呼ばれる甘い香りの植物「パンダン」が入っています。メニューは以下の通りです。
◆巧克力 チョコレート
◆花生 ピーナッツ
◆芝麻 ゴマ
◆起司 チーズ
◆香蘭葉 パンダン(緑色の生地のこと)
◆香蕉 バナナ
◆黑糯米 黒米
「綜合 スペシャル」には、チョコレート・ピーナッツ・ゴマの3種類が入っていて、値段はどれを選んでも200元。チーズなどを追加する場合は+20元です。私は、パンダンの綜合を注文しました。

食べてみた感想は、チョコレート・ピーナッツ・ゴマはどれも食べたことのある組合せなので、馴染みのある味に感じました。また、意外と想像よりも甘くなかったのですが、想像通りかそれ以上にマーガリンの重厚感がありました。(笑) 罪悪感たっぷりのマーガリンの香りに包まれて、これは好きな人はハマってしまうやつだと思います!
Martabak manis印尼月亮餅

「マルタバック」中壢人気店その②Martabak Emunah 印尼月亮餅
「Martabak Emunah 印尼月亮餅」は、最近多くの台湾人YouTuberやインスタグラマーにも採り上げられ、話題のお店です!
「マルタバック」中壢人気店その②Martabak Emunah 印尼月亮餅 メニュー
こちらのお店も同様に、生地はプレーンかパンダンのどちらかを選択できます。値段は総じてやや高いのですが、「榴槤リュウリエン」=ドリアンがあったり、2種類の味を選べるハーフ&ハーフがあるのがポイントです。
メニューの翻訳は、上記「マルタバック」中壢人気店その① Martabak manis 印尼月亮餅 メニューを参考にして下さい。
私は、「招牌(ジャオパイ)」=オススメと「黑糯米(ヘイヌオミィ)」=黒米のハーフ&ハーフ、生地はまた緑色のパンダンを注文しました。こちらのお店のパンダンは、緑の色がかなり濃くてインパクトがあります!
粗く砕いたピーナッツは噛み応えがあり、チーズの塩気もアクセントになって美味しかったです。黑糯米は、もちもちした食感が面白く、黒米自体に甘みはないので味はあっさりしていました。
「マルタバック」中壢人気店その②Martabak Emunah 印尼月亮餅 その他メニュー
先程のお店がマルタバック1本勝負なのに対して、こちらのお店はそのほかのメニューも非常に充実しています。見たことのないインドネシアのお菓子やスナックがずらりと並び、見ているだけでわくわくします!
そのほか、市販のスナック菓子やジュースなども販売していました。
Martabak Emunah 印尼月亮餅

「マルタバック」中壢人気店 まとめ
今回はじめて2軒のお店のマルタバックを食べ比べてみて、「東南アジアスイーツを中壢で食べられる!」という感動とともに、どちらも美味しかったのでまた食べてみたいと思いました。
ただ、どうしてもカロリー爆弾感が否めないので、続けては食べられないというのと、1人で全部食べるのは絶対無理です!(笑) 2人で分けてギリギリ…。ダイエットを気にする身としては、3~4人くらいで分けて食べても十分な量だと思いました。
お店はどちらもインドネシアの華僑の方がやっていて、インドネシア語と中国語が話せます。いずれも注文が入ってから作り始めるため、2~3人お客さんが待っているだけでも15分以上は時間がかかりました。
台鐵中壢駅周辺を歩いて見てみると、このほかにもマルタバックを看板に出すインドネシア料理のお店が何軒かありました。台湾在住インドネシア人の方々は、食べ回ってお気に入りのお店を見つけているのかもしれませんね。興味のある方は、是非チャレンジしてみて下さい!