台湾スイーツの1つ「仙草ゼリー」をご存知ですか?
真っ黒で見た目はコーヒーゼリーのようですが、一口食べてみるとその独特な風味で全く異なる食べ物と気付きます。
仙草ゼリーの原料「仙草(せんそう)」とは?
「仙草(せんそう)」(中国語読みで「シェンツァオ」)とは、シソ科のハーブで、漢方医学では薬草として用いられることもあります。
ミントのような葉にラベンダーを思わせるきれいな紫色の花を咲かせる植物で、実はこのサイトのトップ画像は、中壢の隣町「楊梅」へ仙草フラワーフェスティバルに行った時の仙草畑です。
葉や茎は黒くありませんが、乾燥して煮詰めると黒くなり、そのまま飲めば「仙草茶」、デンプンを加えて冷やし固めると「仙草ゼリー」になります。
喉の渇きを潤し、解熱作用もあるとのことで、夏バテ防止としても親しまれています。
そんな猛暑に持って来いの仙草ゼリーが食べられる中壢で人気のお店を2軒ご紹介します!
中壢で仙草ゼリーと言えばココ!地元一押し「上輝仙草豆花店」
一軒目はこちら、「中壢観光夜市」から徒歩2分、デカデカと大きな仙草ゼリーカップの看板が目印の「上輝仙草豆花店(シャンフイシェンツァオドウファディェン)」。
中壢で知らない人はいない名店です!
台湾観光のド定番、「夜市」。 台湾は各地に大小様々な夜市があり、日本人観光客もたくさん訪れる有名な観光夜市がいくつもあります。 自炊をする家庭が少なく外食文化と言われる台湾では、小さい子供を連れた家族やサラリーマンが1人で夕飯を食べ[…]
お店に入ったら書き込み式のメニュー表を取り、そのまま奥の注文カウンターまで進み注文と同時にお金を支払って、番号が呼ばれたら受渡カウンターで受け取ります。
看板メニューは「綜合嫩仙草凍(ゾンフーネンシェンツァオドン)」。
「嫩(ネン)」は「柔らかい」、「凍(ドン)」は「ゼリー」を意味します。

大きくて真っ黒な仙草ゼリーの周りには、タピオカ・芋団子・ピーナッツ・花豆がたっぷりとトッピングされています。
タピオカと芋団子は柔らかくてもっちもち!芋団子は、黄色いサツマイモと薄茶色のタロイモの2種類が入っています。ピーナッツと花豆は柔らかく煮てあり、自然な甘さがそれぞれ豆の風味を際立てます。
仙草ゼリーは、仙草の味がしっかりと感じられ、ほろ苦くてさっぱりとした味わい。備え付けのポーションミルクをかけて食べます。
店内には、無料で試飲できる「仙草茶」もあるので、是非一口飲んでみて下さい。
セルフサービス式なので、食べ終わった食器やトレーは返却場所へ運んで分別します。
「上輝仙草豆花店」店舗情報
中壢區中央西路二段163號
月~木 10:30~22:00
金・土 10:30~22:30
台中の名店が暖簾分けして中壢に登場!「瑪露連 中壢夜市店」



「瑪露連 中壢夜市店」店舗情報
中壢區中央西路二段63號
12:00~22:00
無休
仙草ゼリー 日本でも食べられる?!
台湾では北から南まで比較的どこでも食べることができる仙草ゼリー。スーパーでは缶詰に入った製品も販売されています。
日本でも、台湾スイーツとしてお馴染みの豆花と同様、台湾料理の専門店で食べられるようですが、「今すぐに仙草ゼリーを食べたい!」「すぐには台湾へ行けない!」という方のために、ネットショッピングで台湾製の仙草ゼリーが買えるようです。ご参考まで。
やっぱり本場、台湾で仙草ゼリーを食べたい!という方は、是非中壢の人気店で仙草ゼリーを食べてみて下さい!